AkikoAida’s diary フリーライター主婦の日記

教育、自転車、日淡、仕事、日常。2015年9月から5テーマで書いていきます。(前3つは初心者です)

今も思い出す、入社式の訓示「おまえらは○○○の△△△だ!」

13年前。まず、入社式に行ったら会社名が変わっていた。

 

外資系企業と合弁だったけど解消しました。親会社100%出資の子会社になりました」

と、社長。他の話はまったく覚えていないから、たぶんそれしか言わなかった。

 

 

その後、おもむろに副社長が登壇し、いや。壇なんてなかった。

とにかく前に出て、開口一番。

 

「いいか。おまえらコンサルタント置屋の芸者だ!」

 

芸を磨いて客を満足させろとか、自分に値段がついて客に売られるんだとか、

そのへんが芸者だって言った。たぶん。覚えていない。

 

 

振り返ってみると、その会社にいた数年間はお気楽だった。

たいした芸者修行もしていなかった。

しかも芸者として座敷に出る前にやめちゃった。

我ながら、ちょっとなさけない。

 

 

同業の外資系企業に転職してからが、大変だった。

コンサルは社内価格と対外価格が、はっきり決まっていて、

労働時間が営業利益を生んでいるかいないか、色分けされていて、

個人がいくら稼いでいるか、簡単にはじきだせる。

しかもコンサルの売値がめちゃくちゃ高い。

 

 

「アンジョウカセギヤー」(外資)って感じで。

まさしく置屋の芸者だったですよ。(あくまで私の認識における)

 

 

コンサルという職業の本質を端的に表し、かつ忘れられないインパクトを持つ。

副社長の訓示は、そういうものだったわけだ。

 

 

コンサルタントにしてもライターにしても、言葉は武器だなあ。

慣れない(というか)できないコピーライティングに苦しみつつ、思い出した訓示でした。

もう4月も終わるけどね。