パンサークルに行くと思い出すこと
7月に応募した育児系サイトで、書かせていただけることになりました。
詳しくは来週お話してくるけれど。やったーー!
そんな状況で、昨日、パンサークルでバターロールを作ってきた。
後輩の奥さんで仲良くしていた子がパンの講師で、今年からママ向けのパンサークルを始めたので、ときどき参加しているのだ。
ママ向け、というのは、保育がつくということ。公民館にサークル登録して、一定の(半年くらいかかる)手続きをふめば、サークル活動中、保育士さんが来て子どもを別室でみてもらえるのだ。
私は、4月から2歳の息子は保育園に通っているので、保育も必要がない。
1歳そこそこの子をだっこ紐でくくって集まるママたちの中で、子連れじゃない私はかなり浮いている。
そしてパン作り談義。「このあいだカレーパンを作ってみたんだけど、中に入れるカレーって……」とか「バターロールにレーズンを入れるとしたら……」とか、私はまったく入っていけない。
私、ホームベーカリー(HB)も持っていないんで。
(多分、私が普段付き合っているママ友は誰もHB持っていない。持っているかどうかわからないくらい、話題にも出ない。でもある程度、家庭的なママたちにとっては「HBでこんなの作ってみた」というのが、天気の話くらい日常的な話題)
子連れでもなく、パン作りも興味がない(言い切った)私が、なぜパンサークルに参加し続けるのか。
まあ、ひとつはパン自体に興味はなくても、手でものを作るのは楽しいから。
そしてもうひとつは、私自身は体験し得なかったステキ乳幼児ママ時代を追体験、とまではいかなくとも、身近で観察させてもらいに行っている、のかなと思う。
娘が0歳~2歳くらいの乳幼児ママ時代、私は、閉じているか開いているかでいえば閉じていた。
一応、児童館や公園に行っていたけど、ママ友がほしいと思っていたけど、今思えば全然積極的じゃなかった。1日中、家に娘と2人でいても平気だった。さすがにひきこもってちゃまずいだろう、とお友達付き合いしても、どの程度の距離感で接すればいいのかわかっていなかった。
私は娘が1歳になる頃から編集・ライター講座に通い始めていて、ベクトルが違っていたというか、子育て生活と真面目に向き合っていなかったというのもあると思う。結果、今、ライターになれたのだから、いいのだけれど。
子どもが3ヶ月同士のときからの幼なじみ、とか、一緒にサークル参加、とか、なかったなー。
一度しかない初めての乳幼児ママ時代、こんなふうに過ごすこともできたのか……
パンサークルではいつも、自分の乳幼児ママ時代のあれこれも思い出しながら、なつかしいような切ないような複雑な気持ちになる。
仕事を始めて、子育てから物理的にも心理的にも離れがちな私にとっては、必要な時間かもしれない。
これからも、周囲から浮きつつも通おうと思う。