めだかの消失~どじょうにかけられた嫌疑①
※もう2ヶ月前の話ですが、書き始めたからにはと仕事のリフレッシュ時間に書いています。便宜上、現在進行形のところがあります。
8月、買った水槽についてきた3匹のヒメダカ。水をあふれさせ、2匹が死に、1匹になりました。
そこで娘の幼稚園のお友だちが「めだかのおじさんにもらった」というクロメダカの稚魚を3匹くれました。
さて今、水槽にめだかは何匹いるでしょう?
答えは1匹。稚魚たちは虫用ケースにいるから。
では、どじょうは水槽に何匹?
答えは2匹。さらに内訳をいうと、大1匹、小1匹。
どじょうつかみ大会でとってきたのは小2匹。1匹は水があふれて死に、1匹になった。
けれど、川から野生の大1匹をとってきて水槽に入れたので。
この、大1匹。
すごい大きい。小の1.5倍の長さ、2倍の太さ。口は3倍くらい大きい。
(写真を残さなかったのは悔やまれる。けど、当時それどころじゃなかった)
一方、クロメダカの稚魚は1cm弱といったところ。
ググったところ、1cmになると親めだかに食われる心配はないらしい。
でも、どじょう大には食べられちゃう気がする。
というわけで、稚魚たちを隔離していたのだけれども。
もっとずっと、隔離しておけばよかったのだけれども。
なぜか私は「早く本水槽に入れてやりたい」と思ってしまったのだ。
まだ本水槽=アクアポニックス水槽がめだかに向いていないことが、よくわかっていなかったのだ。
水草や流木を追加して、水流から身を守れる場所を作れると思っていた。
忘れもしない、8月23日。
その日は娘の希望で、昼から横浜アリーナにディズニー・オンアイスを観に行く予定だった。
でも息子は午前中だけでも川に行きたいという。
「じゃ、さくっと、どじょう大を川に返してきてよ」
そうしたら、もらって5日目になる稚魚たちを本水槽に入れてやれる、と思った。
もらった水を混ぜた虫ケースの水質は、当時の本水槽より安定していそうだったのに。
水草も浮かばせて、水流もなくて、日々大きくなっていたのに。
息子は涙を流しながら、どじょう大を川に戻したそうだ。
(本当は、一度水槽に入れた生体は自然に戻してはいけない。無知でした、ごめんなさい)
そして晴れて、本水槽に入った3匹の稚魚。
翌日、一番小さくて背骨が曲がっていた稚魚が、消えた。
「まさか……」
どじょう小に疑惑の目が向けられる。
しかしググったところ、どじょうは「いくらなんでも生きているメダカは食べない」という意見が多数。
環境の変化か、大人めだかも混じった生存競争かで、弱って死んだところを、どじょうが食べた。
というのが妥当な推理だと思った。
このとき、ここで、もう一度稚魚たちを隔離しておけばよかった……!
いなくなったのが一番小さくて奇形の子だったので、よけいに判断が狂ったのだと思う。
残った2匹の稚魚に、だんだん体格差が出てきたように思えてきた数日後。
小さいほうの稚魚が、消えた。
このときは泣きました。今思い出しても悲しい。
他の子に申し訳ないけど、自分が育てて大きくした稚魚は、はじめから成体だったやつとは一線を画す存在だった。
そしてここで、前回ググったときに見つけたもうひとつの懸案が頭をもたげた。
「このどじょうは、もしかして、ホトケドジョウなのか……?」
つづく
久々にどじょうメインの話になりそうです。